今日はたけとっちーさん宅でたくたくさんepoissesさんほか計6名で
関西支部の定例ブラインドティスティング・ワイン会でした。
 
ここ数回はテーマを決めてそのテーマに沿ったワインを持ち寄ってブラインドでテイスティングです。
 
今回のテーマは「フランス」
 
基本の「き」ですね。ただこれがブラインドで出てくると・・・・・。
 
最初は白三本。
 
 
比べると一番右がきいろみを帯びています。
香りもハチミツを思わせるいわゆるボトリティストーン(貴腐香)が感じられます。
 
左のグラスからはハーブや柑橘系の香、いわゆるリンゴ酸的な酸味が強め、爽やかな辛口。
ロワールのミュスカデ、ブルゴーニュのアリゴテ、シャブリなどを想定。
答えは
ロワールのソーヴィニヨンブラン(サンセール)でした。
【ヴァンサン・ピナール・サンセール・フロレス2008】
 
ソーヴィニヨンブランも香りや酸味から候補にはあげていたのですが・・・・。
1本目から不安な幕開けです。
 
2本目。
香りが印象的。黄色系果実にハチミツ、シェリー香も。
味わいはかすかながら甘みあり。酸味もしっかり目。
凝縮感も高く、爽やかさもあり。
 
こちらは第一印象、ロワールのシュナンブラン、ヴーヴレあたりか
残糖感からアルザスのピノブランあたりも候補にあげつつ
ファイナルアンサーはヴーヴレに。
答えは
【ナナ・ヴァン・エコンパニ・ヴーヴレ・ユーアーソー・スペシャル2009】
二問目正解にほっと安堵。
 
 
そして問題の三本目。
異様にゴールドみをおびた色調に
はちみつを感じるいわゆる貴腐香。
 
飲んでみると甘み、コク、ほろ苦み、を酸味がうまく包み込みます。
こちらは未知の世界でほぼお手上げ。
答えは
【ティエリ・ピュズラ・トゥーレーヌ・ソーヴィニヨンブラン2008】
 
続いて赤ワイン
 
 
 
左はエッジがルージュがかったルビー
真ん中は紫みをおびたやや濃いめのルビー、
右は少し黒みをおびたガーネット。
 
4本目は赤すぐりや樽由来の香。
酸味主体でかすかにスパイス、全体的にエレガント。
ブルゴーニュのピノノワールだとほぼ満場一致。
村は???
ジュヴレ・シャンベルタンと思ったら
答えは
【パトリアシュ・シャンボール・ミュジニ2007】
はずれ年のイメージのある2007でしたがこれはなかなかの仕上がりとみなさん好評価。
 
5本目は粘性も高め、香はキャンディーや赤い実ベリー。
色と香りから品種はガメイと仮定。
 
味わいも微炭酸味のアタック、果実酸、キレのある味わい。
自然派ガメイ2009とさらに断定。
 
合ってる感じ。
 
産地はボージョレかロワールか?
 
ボージョレに決めましたが答えは?
 
【ドメーヌ・ド・ガレリエール・トゥーレーヌ・ガメイ SANSTRA-LALA 2009】
 
ロワールでした。
 
 
最後は私の持ち込み。
 
丁度集中力も落ちてき始めた所、自分の番だけはで安心してティステイングできます。
 
香りにカシスリキュールやミントを思わせるニュアンス。
凝縮された濃いめの味わい。
タニックで厚みのある味わい。
 
みなさん、これらの特徴で
ボルドー右岸のメルローを言及。
すばらしい!
答えは
 
猛暑の2003年産。収穫時の葡萄の糖度が異常に高く、酸度の低かった2003年産。
熟成に向くかどうか専門家の間でもいろいろと議論されてますが
これを飲んだ感じやや熟成は早く進んでいるような感じがします。