永らくのご無沙汰です。
 
13日の金曜日はわたしの誕生日でした。
(13日生まれなんで数年に一回13日の金曜日の誕生日がやってきます(-_-)/~~)
 
厄年のど真ん中で今さらお祝いもないんですが、厄払いの意味も込めて?
 
マイワインセラーの貴重なワインを開けました。
 
 
 
 
ゼルバッハ・オスター・ツェルティンガー・シュロスベルク・アウスレーゼ★★★2003
 
 
このワインは今から10数年前、ゴーミヨ4つ星ワイナリーの銘醸ゼルバッハオスターが、
日本の取引先が吸収合併でなくなってしまい、新しい取引先をなぜか当時学生だった私が探すことになり
 
その成立のご褒美としてもらったワインなのでした。
 
Auelese(アウスレーゼ)の横に★が3つ。
 
この★は蔵元が独自に自慢のワインにのみ1~3星をつける、いわば秘蔵ワインの印です。
 
しかも2003年はヨーロッパが猛暑で収穫量が激減した生産量の少ない年。
 
そんな年のワインをくれるのはよほどのことと、なかなか飲む機会がなかったのですが、
 
「美味しいワインを飲んで厄年を振り払え」の号令のもと抜栓!!
 
色合いは淡いゴールド。
 
香はグレープフルーツのような香りと蜂蜜の香りが合わさったような。
 
みかんのシロップ漬けや和歌山名物みかんはちみつのような香りがしました。
 
酸が命のリースリング種にとって猛暑の年となると酸の落ちが飲む前は気になりましたが
 
飲んでみるとそれは全く杞憂におわり、見事な凛とした酸がまだ生き生きとしていました。
 
猛暑年の恩恵はしっかりした肉付きののボディや例年よりも骨太なミネラル感に感じられ
 
すごくプラスに作用し、肝心の甘みは非常に繊細できれいな甘さ。
 
何度かドイツでNo1アウスレーゼに選ばれたことのあるケラー醸造所のダルスハイマー・フーバッカー
の★★★(ドライ・シュテルネと呼びます)に雰囲気の似た素晴らしい味わいのワインでした。
 
飲んだ翌日からはなぜか、ひどかった花粉症もぴたりとおさまり
 
厄払い完了?です。