ロッシュ・オ・モワンヌといえばロワール地方のアンジュ地区にある
2つしかない特級畑のひとつです。

もうひとつはあの有名なニコラジョリーの「クーレ・ド・セラン」になります。

今回飲んだのはシャトー・ド・シャンブローという白ワイン造りの名人のものです。
ヴィンテージは2000年。¥3129
ワイナート誌で89点獲得です。

程よい熟成もはじまり、色調は淡いゴールド。
ハーブやミント、ミネラルやグレープフルーツといった香の中に蜂蜜やパインのような
甘い香も。

シュナンブラン種特有のまろやかなアタックに非常に複雑味を帯びたボディ。
バターっぽさもあるし柑橘っぽい酸味も少し感じます。
13.5%のアルコールからくるとろみのようなものもワインに複雑さを与えています。
余韻は中からやや長め。

2年ほど前にも同じワインを飲んだのですが、同じ店で(マイショップ)買って。
そのときはまだ複雑味がまとまりきっていなかったような気がしたのですが、今回飲んだときは
それらの要素が熟成のうちにまろやかにまとまっていました。

ブルゴーニュのシャルドネに飽きたら、このワインに一度いってみて下さい。