2007年でルイジャド社が150周年だそうです。

ルイジャドと言えば「ルイジャドを語らずしてブルゴーニュを語れず」と自称しているほどの

ブルゴーニュの名門です。

出来立てほやほやの2007年産を数種類試飲する機会に恵まれました。

1、ルイジャド150周年記念ワインACブルゴーニュ白(未発表品)
2、シャンベルタン・クロ・サン・ジャック2007
3、サヴィニレボーヌ・クロ・デ・ゲット白2007
4、ペルナンヴェルジュレス・クロ・ド・ラ・クロワ・ド・ピエール2000
5、ルイジャド150周年記念ワインACブルゴーニュ赤(未発表品)

最近ブルゴーニュを飲んでますと、2005年に比べて2006年のほうが、
また2006年に比べて2007年のほうが熟成に向かない若飲みヴィンテージな
気がします。そんな先入観も持ちながら・・・・

「シャンベルタン・クロサン・ジャック2007」
言わずと知れたジュヴレシャンベルタン村のプルミエクリュ(1級畑)。
普通なら数年熟成させないと飲みにくいイメージですが
2007はすぐ飲んでもおいしいんです。
若いワイン特有の固さがなく、熟成されたワイン特有の雑味もなく、
樽の風味もこなれていて、果実味も柔らかめ。
通の方には物足りないかもしれませんが、非常に親しみやすい味わいです。

「サヴィニレボーヌ2007」の白も秀逸でした。
硬質ミネラル感と柑橘系を想わせるきれいな酸味が印象的で
この蔵は個人的には白が特に好きなものが多いです。

「ペルナンヴェルジュレス2000」は2000年とちょうど良い熟成をむかえ
こちらは通の方向けというか古典的なフレンチ料理と合わせて楽しみたい一品でした。

そして注目が150周年ボトル2007。

まだラベルも仮で正式名称も決まっていないようなのですが、

やはり150年の節目を祝うために、蔵の名に恥じない素晴らしいキュヴェをつぎ込んだ、

小ぶりな年ながらも情熱と技術で造り上げた満足度の高い出来になっておりました。

記念ボトルなので、中身のワインはこの蔵のワインのミドルレンジクラスのクオリティーをもちつつも
最も安いワインと同等の価格設定にする(希望小売価格で¥3000)というコンセプトもうれしくて、

うちのお店も早速赤白とも数ケースづつ予約させてもらいました。

4月入荷予定です。入荷したらまたご案内させてもらいますね。