ドイツのゴーミヨ誌で最優秀ワイナリー2008に選ばれた
フーバーさんのスパークリングワインをお正月に飲んだのですが
飲み終わってから発見!

ボトルの底のマーキング。(白い点みたいになってます。通常は線状です)

これは何かと言いますと、

このしるしはほんとに手造りでゼクト(スパークリングワイン)をつくった証なんです。

僕もドイツのワイナリーで働いている時にゼクト造りも体験することが出来たんですが、

いわゆるルミアージュと言う作業(酵母を入れて二次発酵しているボトルを逆さまにして
澱を瓶先に集める作業)をするのですが、
大企業はほとんど大きなコンテナのようなものに瓶を数千本入れて時間ごとに角度を変えて
澱を瓶先に集める作業をするのですが、

ほんとに手造りでワインを造っているところは人の手で1本1本
瓶をゆすって澱を瓶先に集めているんです。

この作業僕もしましたが、何千本もやっていると手がつりそうになるぐらいきつかったです。

一日に4回ほど瓶の向きを45度から90度など角度を決めてルミアージュしたことがわかるように
瓶の底にマーキングしてその印の位置でそのワインが何回ルミアージュされているか
わかるようにしているんです。

いくらフランスのRMでもこの印がついているもので日本に入ってきているものは
少ないと思います。

もし買ったスパークリングワインがこんな感じの印がしてあったら
それは手造りの証だと思ってくださいね。