ヤフブロワイン会。
 
関西支部のこの会の活動も早くも7回目です。
 
たくたくさんたけとっちーさん、さらにepoissesさんが加わりあとその方々のお知り合いの方が
 
参加されて今回は7名で開催です。
 
皆さんが持ってこられたワインをブラインドでティスティングするのですが
 
いつ頃からか非常にマニアックな産地や品種をみんなこぞって探してくるようになってますね・・・。
 
今回も非常に興味深いワインが集まりました。
 
一本目はわたしの持ち込み。
 
 
色合いは淡い麦わら色。
香はレモンバームを思わすようなハーブ系の香りにパッションフルーツのような柑橘系の香も。
かすかに石灰っぽさも感じます。
味わいは口当たりは爽やかな微炭酸とリンゴ酸。ボディに行くにつれてニュートラルで
無機質な感じ。余韻には程よいしまりのあるほろ苦味。
今の時期ならホワイトアスパラのオランディーズソースなんかにも合いそう!
 
 
このワインはドイツはファルツ州、葡萄はシルバーナー。2006年産。
生産者は
日本にはあまり入っていない希少な生産者のワインです。
 
 
続いてはたけとっちーさんの持ち込み。
 
 
こちらも1と同様淡い麦わら色(ストローイエロー)
香は菩提樹の樹木やディルなどを思わせるハーブ香。
口に含むと、スティルワインにしてはかなり多い微炭酸。
切れのあるすっきり系の味わいにかすかなオイリーさをもった印象。
グラッシーなニュアンスに余韻にはほろ苦味。
レモンで頂く串カツなんかに相性良さそう。
 
最初のガスを非常に多く感じるニュアンスから、
真っ先に浮かんだのはポルトガルのヴィーニョ・ヴェルデですが、
それに比べると幾分かボディにしっかり感が強い。
香から推測するにプィイ・フュメの2008あたりかなとも思ったのですが、
答えはなんとドイツワイン。
 
バーデン地方のヴァイスブルグンダー種。2008年産。
 
 
このワインは2007年産は飲んだことがあったのですが、
この2008年産はそれと比べても非常に若々しい溌剌さがあり、頭の中では結びつきませんでした。
 
3番めはこちら。
 
 
輝きのある山吹色を感じるような濃い目のイエロー。
香はあまり立ちませんが奥からアカシアのような、レーズンのようなニュアンスも。
 
色と香からは過熟か熱劣化かともとれる印象、味わいは
ここちよい酸化ニュアンスのあるドライな味わい。
 
余韻はやや長めでアルコーリックな感じ。
きのこをふんだんに使ったグラタンなどに合いそう。
 
ヴィンテージは10年ぐらい前のものかと思っていると、なんと2008年産と。
 
 
Avi Ton 2008 Eudald Massana Noya
 
スペインはバルセロナ近郊のペネデス産。
品種はカヴァの使用品種チャレロ。
 
シェリーを産み出すスペインならこんなワインもありかも。
 
 
4本目はこちら
 
こちらは3以上に黄色いニュアンスの概観。
少し気泡も。
香は華奢ながらもアンズやアカシア・ハニーなどのニュアンス。
 
味わいにはやはりアタックに微炭酸、やや凝縮されたボディはリッチなエキス分に富んでいる、
良い作り手のぶどうだな・・・。
いわゆるボトリティストーンと言われる貴腐葡萄由来の味わいと余韻の苦味から
ドイツのシュペートレーゼの辛口で貴腐葡萄の付きやすかった2006年産かな?
 
産地は太陽光の十分な南のバーデンやファルツ、
品種は色合いと香などから判断してグラウブルグンダーかなと。
 
答えはこちらでした
 
 
なんとシュペートブルグンダーのブラン・ド・ノワール!!
 
年号は2006年産。
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ドイツ・ファルツ州のクリストマンが手がけた一本でした。
 
5本目からは赤ワインです。
 
続きはまた次回に!