ついにDRC(ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティ社)のワインを飲むことができました。
といっても、抜栓係ですので、開けたあとは、ちょっとだけのティスティングでしたが・・・

朝10時に行く予定が9時半に目が覚めてばたばた。

寝ぼけ眼をこすりながら、ライトバンに乗って、お客さんの所へ。さすがに昨日は緊張のため夜中に何度か目が覚めました。

到着後、気を取り直して、まず、写真撮影。

そのあと、澱が揺れないようにそろっとキャップシールをはがします。
予想通り、ほどよく瓶口にはカビが。

これは良い状態で保存されていた証です。

想定内の出来事です。ちゃんと濡れティッシュも持参してきました。

コルクもなんとか真ん中に刺さり、無事抜栓完了。

やはり通常のコルクよりかなり長めのコルクでした。

少しだけグラスに入れて香とブショネ(コルク不良味)のチェック。

色は17年前のものらしく、オレンジがかったやや明るめのルビーレッド。
香はなめした皮や土っぽい香のあとからベリー系の甘い果実の香もあらわれました。

そのまま試飲へ。

ワイン自体が暖房の無い部屋においてあったのでワインも少し冷え気味だったため
まだ少し閉じた感じの口当たり。酸味の強さが特徴的で、余韻も異常なぐらい
長め、17年もたっているとは思えない凄いパワーみたいなものを感じました。

普段はワインなんてあまり難しく考えずに自分の好きな温度で飲んでくださいというのが
私のスタンスだったのですが、やはりこのクラスのワインを前にするといかにこのワインの
おいしさを最大限に引き出せるかということを考えてしまい、飲み頃温度なども細かく
考えてしまいました。

やはりこのワインがおいしく開くまでにはもう少し時間が必要で、ワインの飲み頃温度も
20度ぐらいのほうがこのワインをおいしく飲めるでしょうというアドバイスを残し
感動のDRCロマネサンヴィヴァンの試飲は完了しました。

おそらく抜栓から数時間たった夕方にはおいしく飲めているのではないかなあと思います。