今週の日曜日、実はロマネサンヴィヴァンとともに、ムートンロートシルト79
も試飲させてもらいました。
このワインはフランス・ボルドー地方の格付けトップの5大シャトーのひとつで、
毎年ラベルを著名な画家に描かせることでも有名で、世界中のセレブ達のラベルコレクション
としても人気です。

有名なところでは1973年にはパブロ・ピカソ、1970年にはシャガールが描いたものなどは、
もう少ししか市場に残ってなく、根のつけられないぐらいの希少品になっております。

また1855年の格付けでは不当にも2級扱いされ、それから118年たった1973年に例外的に1級に昇格したという異例の経歴を持つシャトーです。

1979年はなんといっても、日本人が初めてムートンのラベルを描いたという記念すべき年でした。作者は堂島尚郎氏です。

どんな人か知りませんが、すごいことです。
そういったわけで日本では特に人気の高い79年もの。

コルクがやはりかなり弱っていて、おっかなびっくりなんとか無事抜栓。

26年もの前のワインなのでどんな味になっているのかすごい期待して試飲。

味のほうは、すごい表現力豊かというかいろんな味わいが複雑に絡み合っていて、熟成するとこんな味に
なるのかというすごい感動を覚えました。

なんかいい表現ないかなと考えたんですけども
「キースリチャードみたいな渋い年の取り方したワイン」でした。