うちの鉢植えの葡萄の芽が出てきました!
もう四月半ば、去年より少し遅めな気がします。

冬の剪定の時に残す枝の長さ(芽の多さ)で、すでに秋に収穫される葡萄の質が決められています。
芽を多く残せば、秋にたくさん実をつけ、量は増えますが、ひとつひとつの実の甘さ、養分の濃さが薄くなってしまいます。
高品質なワインを作ろうと思えば、剪定時に思い切って芽の数を減らして、量は採れないけれど、採れた葡萄が甘みやミネラルの凝縮したものにしてやらなければいけません。
優れた造り手はどこも、非常に厳しく剪定しています。

ワインを知るにはまず葡萄から。
ということで、この一本の葡萄の木の成長を追いかけていきます。

このコーナーでは、「いつかはワインエキスパートに!」という人向けにソムリエ試験対策もかねて少し難しいことも書いちゃいます。

葡萄には、何通りか系譜があります。

大雑把に言うとヨーロッパ系の「ヴィテス・ヴィニフェラ」とアメリカ系「ヴィテス・ラブルスカ」が有名です。

おいしいワインは90%「ヴィティス・ヴィニフェラ」の系譜です。カベルネもピノもシャルドネもそうです。