会ってきました、ロブレモノのパスカル・ロブレ氏と奥さんのの
セシル・トランブレーさんに。

五月に訪問したことも覚えていてくれて嬉しかったです。

飛行機のの長旅で古傷の腰を少し痛められていて心配だったのですが、
普段無口なパスカル氏もワインの質問などになると、
すごく熱く熱心に語ってくれました。

もっぱら、ビオディナミがメジャーになる前の父の代から
月の満ち欠けを利用する農法や、化学肥料は使わないというこだわりは
持っていたようです。

流行ってるからするのではなく、時代が彼らのやり方になびいてきたような感じです。

「空、水、土の持っている力をピノノワールという媒体を通して表現する」という
彼のその言葉が非常に印象的でした。

5種類の赤ワインを試飲しました。
どれもほんとに優しくてほっとするワインなんです。
果実のフルーティーさとクリアな感じ、すべてがバランスが取れて調和されている
なぜか癒される味わいなんです。

そのなかでも特に目を引いたのが
「ヴォルネイ・サン・フランソワ04」
実はこのワインはプルミエクリュの葡萄が使われています。
その訳は・・・・
2004年はヴォルネイ・プルミエクリュにとって受難の年でした。
嵐があり、8月23日には異例の雹が降り、プルミエクリュの70%が
被害を受けました。
(ヴィラージュ地区は雹害なしでした。)

当主パスカルは雹害にあった畑の葡萄を丹念に選果し、
素晴らしいワインを造りますが、そのキュヴェを惜しみなく格下のこのワインに
使用しました。
通常7000円前後するロブレモノのプルミエクリュの品質が4000円弱で楽しめるのは
絶対お得です!!

2002年産のプルミエクリュ3種類と比較試飲しましたが、
このコストパフォーマンスと品質は絶対買い!!です。

サン・フランソワは先代の名前からつけた名前だそうです。
私の経験から言いますとと、ワインに娘や父親などの名前をつけた
物は、造り手の思い入れが深く入るためか、かなりコストパフォーマンスに
富んだものが多いです。このワインも然りでした。
http://www2.bbweb-arena.com/wines/myweb1_065.htm