昨日は当店主催のワイン会でした。
テーマは「伊アンティノリと豪ローズマウントとの飲み比べ」でした。

うちのワイン会でワインを飲んでいるうちに、
「飲むだけならニューワールドワインのほうが、コストパフォーマンスに優れている。」
という結果がよく出ており、

僕の中でも、特に低価格のものは
ヨーロッパワインよりニューワールドのもののほうがコストパフォーマンスが
高いのが多い、と思っているのですが、

でも「料理と組み合わせるとヨーロッパワインの方が良く合う」とも思っておりまして、

それを証明すべく、6月にワイン会でイタリアンのシェフに料理を作ってもらって
それに欧州と新世界ワインを飲み比べるという会を企画中です。

その前哨戦として今月は「伊アンティノリと豪ローズマウントとの飲み比べ」でした。

飲んだワインはこちら
1、アンティノリ・トルマレスカ・シャルドネ05 ¥1607
2、ローズマウント・ショーリザーヴ・シャルドネ05 ¥4200
3、アンティノリ・サンタ・クリスティーナ05  ¥1607
4、ローズマウント・カベルネ・メルロー06   ¥1575
5、アンティノリ・ヴィラ・アンティノリ02   ¥2817
6、ローズマウント・ダイヤモンド・カベルネソーヴィニヨン ¥2100

まず白ワイン・シャルドネの飲み比べ。
ただ、この飲み比べは値段が違いすぎますので、旨いまずいよりもお互い飲み比べて
南イタリアの個性とニューワールドのプレミアム・シャルドネの個性の違いを
味わおうという感じです。

トルマレスカはアンティノリが南伊プーリアで造っているワインで、
華やかな南国風果実の香り、
南伊らしい、厚みのある、味わいの中にアルコールエキス分を豊富に感じる、
酸味は少な目、ボリューム感があり、ドライな、そんな印象をもった味わいのワインでした。

それに対して
ローズマウント・ショーリザーヴ・シャルドネは、
柑橘系やフレッシュなピーチの香りに、木樽の香り、バニラのような、上質の杉のような香りも。
口当たりに爽やかな酸味を感じつつも、マロラクティック発酵によるまろやかさも
あります。それらのニュアンスを優しく樽が包み込んでいるような印象を受けました。
旨いです!余韻も長く、熟成によりさらなる真価も発揮しそうなワインです。

差し入れしていただいた「かぼちゃとじゃがいものグラタン」とおいしく飲むことが
出来ました。

続きのワインはまた次回にご紹介します。