先日行われた当店主催の持込ワインコンクール。今回は白葡萄から造られたワインということで
スパークリングから辛口、甘口と総勢13本が出品されました。

エントリーはコチラです。

1-1、モンムソー・クレマン・ド・ロワール(仏)¥1380                 
仏ロワール産スパークリングワイン
今話題のスパークリングワイン「モンムソー」。柑橘系のさっぱりとした味わいは
今の季節、夏場にピッタリの味わいです。

1-2、フェリスタス ¥1780
ドイツ産スパークリングワイン。
金箔入りのやや辛口スパークリングワイン。細かく柔らかい泡、キャンディーのような
甘い香り、バランスのとれた味わい。おめでたいときにも飲んでみたい印象に残る
スパークリングワインでした。

2-1、Ch ラトゥール・マルティヤック01  ¥6000
仏ボルドー産 グラーヴ・グランクリュ格付ワイン。
トーストやミネラルを感じる熟成香。厚みのあるアタックの割には平板なボディへ。やや
ほろ苦味の感じるやや長めの余韻。
持込み者曰く、常温で数年放置してあったということで、やはり高級ワインといえど
日本の夏場に常温で数年置かれると熱による影響で平板さが出てきてしまうようです。
がっかりでしたが、ある意味勉強にもなりました。

2-2、トワベー05 ¥1659     
南仏産。ワイン王国5つ星獲得歴ありです。
白い花やトースト香、ミネラルっぽさも感じる香。
マイルドなほろ苦味の感じる口当たり。骨格のしっかりしたボディからほろ苦味のある
中程度の長さの余韻へ。まだやや若めな感じ。もう少し寝かすと味わいにバランスが
さらに取れてきそうです。料理と飲むとさらに印象の良くなりそうなワインです。

2-3、ドメーヌ・ヴァイラン・アンジュ・ブラン ¥1480
シュナンブラン種から造られるロワールの白。
マイルドさとほろ苦味が特徴。シャルドネ種ほど骨太な感じがなく、余韻もやや短め。
これも料理と飲むとさらに印象の良くなりそうなワインです。

3-1、イエルマン・ヴィナーエ ¥3900
北伊フリウリ産。
芯のあるボディにバランスのとれた味わい。あとから、かすかな甘みの感じるような
果実味があらわれます。この地区は軽めの白が多い中、このワインはコクもしっかり
あり、銘品だと思いますよ。

3-2、エチャート・プリヴァド・トロンテス03 ¥1500  
アルゼンチン産トロンテス種。
ゲヴュルツトラミネール種を連想させるインパクトの強い香。
ライチやオレンジピール、ドライローズなどを思わせる香り。
味わいはマイルドでジューシーさ、ほろ苦味を感じる独特のコクがあります。
余韻は中程度。かなりインパクトのあるワインでした。

3-3、カレラ・シャルドネ05 $19    
カリフォルニアのシャルドネ種です。
ミネラルや白い花、木成り果実の香、熟した果実味、まろやかなコクとほろ苦味。
厚みのあるボディに長めで力強い余韻。
これも今飲むのはもったいないほどのパワーを秘めてるワインでしたが、
それも見越してかトップ賞に選ばれました。

4-1、JHゼルバッハ・リースリング・ホッホゲヴェックス05 ¥934
店長賞獲得!
独モーゼル産、リースリング種。
アプリコットを思わせるフルーティな香。シャープな酸味としまりあるボディ。
ほっそりとしたボディに、ミネラル感の爽やかなやや辛口です。

4-2、アウラー・ブルケナー・ハーゼン・ロイファー05 
ドイツ産。
淡い麦わら色、きしゃな果実香、フルーティな甘みとかすかな苦味。
甘口ながら複雑な味わいは夏より冬向きな感じのワインかもしれません。

4-3、ゼルバッハ・オスター・ツェルティンガー・ゾンネンウーア・シュペートレーゼ
独モーゼル産。
淡い麦わら色、アプリコットや黄桃を思わせるフルーティな香。
キリッとした酸味に、バランスの良い甘み。シャープで切れのよい味わいです。

5-1、ファルケンベルク・マドンナ・シュペートレーゼ01 ¥2000   
ドイツ ラインヘッセン産。
ゴールドがかったイエロー。熟成された香、ミネラル、石灰、雨に打たれた石のような香。
熟成による複雑なコク、雑味、ほどよい甘みが味わいに幅を感じさせます。

5-2、デブス・ショイレーベ・シュペートレーゼ05 ¥1050
ドイツ ラインヘッセン産。
煮詰めたあんずのような甘い香り。非常にジューシーで果実味いっぱいな甘口仕立て。
アウスレーゼかと思わせるような凝縮された甘口です。

今回はスパークリングワイン、辛口、甘口と幅広くエントリーされていたので
非常に色々な味わいが楽しめてよかったです。
全体の点数的にはやはり終盤の甘口系が点数がやや高くなってしまった感じもします。
やはり飲み疲れた頃にほっと甘口がこことよく感じるのかもしれませんね

そんな中、トップ賞に輝いたのはなんと

「カレラ・シャルドネ05」

でした。まだこのワインも今飲むには若いが、ポテンシャルの高さはピカイチでした。