最後のお料理は「鶏のレバーの煮込み」です。

ブランデーを使って落ちついた味わいのレバーの煮込みには
どんなワインでも合わせてくれそうな包容力がありました。

その料理にこの2本。

・サンコム・シャトーヌフ・デュ・パプ03
http://item.rakuten.co.jp/wine-kinokuniya/saintcosme5/

・ルーデュモン・ニュイサンジョルジュ99
http://item.rakuten.co.jp/wine-kinokuniya/loudnuit/

ローヌのスーパースター「サンコム」のシャトーヌフは猛暑の03年と言うことも
あってか、まるでニューワールドワインのような
黒っぽい色あいに煮詰めたような香、非常に凝縮された味わいでした。
でもこの料理はブランデーを使ってるせいか風味が強く、
こんな濃いワインでもうまく合うから不思議でした。

そしてルーデュモン。
こないだここのワインを7,8種類飲む機会があったのですが、
総体的に、なんだかすごく淡麗でエレガント、みずみずしいと言うか柔らかいと言うか。
「仲田スタイル」?が何とはなしに感じられました。
このワインもそんな感じ。
酸味がまだ活き活きと残りながらどこか淡麗というか淡いニュアンスが。
大当り年がにしてファーストヴィンテージであるルーデュモンの1999年産は
価値ある一本になっていきそうです。

鶏レバー煮込みとの相性もワインだけで飲むよりも料理と一緒に飲んだ方が
さらにワインが美味しく引き立った、まさに極上のマリアージュでした。

ワインだけを楽しむならサンコムのシャトーヌフのようなものの方がインパクトがあり
好印象!
料理とのマリアージュとなると酸味と淡いニュアンスがあるルーデュモンが
ぐんぐんと存在感を出してくる。

どちらも甲乙つけがたい素晴らしいワインでした。

料理もまたサイコーでした。こんな料理がパッと作れるようになりたいなあと思ってしまいました。