先月のワイン会。
フランス・コート・デュ・ローヌワインの飲み比べ。

この地方の赤ワインといえば

シラー種とグルナッシュ種が有名。ということで、

どちらも100%その品種ではないんですが、それらの品種の個性の良く出た
ワインをセレクトして飲み比べました。

【サンコム・コート・デュ・ローヌ・レ・ドゥー・アルビオン06】
シラー種主体。

【ジャン・ディディエール・シャトーヌフ・デュ・パプ04】
グルナッシュ主体

サンコムの人気アイテム、アルビオンはまだヴィンテージも若いこともあって
引き締まった酸味と凝縮感が秀逸。野趣に富んだスパイシーなニュアンスがあって
ほんとよく出来たワインでした。

シャトーヌフは13品種もの葡萄を使うことが認められているのですが
このディディエールのはグルナッシュが65%。
縁はやや赤身を帯びたガーネット。
香は甘い、甘酸っぱい果実を連想させます。
ソフトなアタックからバランスよく広がりのある果実味。

引き締まった味わいのサンコムに比べてこのシャトーヌフは柔らかさの感じられる、
同じローヌ地方でありながら、それぞれの品種の個性の良く出た
ワインの飲み比べでした。