今年は久しぶりに秋にワインの試験を受けるので、そろそろ勉強モードです。

ワインアドバイザーを受けた頃の気持ちに戻って、ちょっとづつ勉強してます。
以前カリフォルニアのディビス校で

発表されたワインの香のリングです。(画像に落とすと見難くてすみません<m(__)m>)

自転車の車輪のようなグラフにうまくワインの香が整理され

僕もはじめて見たときは、なんともうまくまとめたものだなあと感動してました。
ソムリエやワインアドバイザーの試験では、

2次試験ではブラインドティスティングもあります。

ブラインドティスティングでは、色や香、味わいを総合的に判断して

味わいの特徴や品種、産地などを推測していくのですが、

色々と考えれば考えるほど味がわからなくなってしまいがちなんです。

だから僕はこういうときは、香でおおよそのめぼしをつけて

味をみて確認するという手法を使ったりしました。

大雑把なのであまりお薦めできませんが、

白ワインでよく試験にでるシャルドネ種、ソーヴィニヨンブラン種、リースリング種を

見分ける時は、

まず香でアンズ(アプリコット)、モモ(桃)系の香がとれればリースリング。

ソーヴィニヨンブランは柑橘系の香に刈り草のようなハーブのニュアンスが感じられます。

シャルドネはなんとなくリンゴっぽい香ですが、
涼しい産地なら柑橘系の香が加わり、
暖かい地域ならトロピカルな果実の香(他の品種も同様)が出てきます。 
さらには、
樽熟(樽香(新樽)のニュアンス)されていれば、木香が加わります。
長期熟成による、
オールドワインはカラメルっぽさや、その他化学的な香が感じられることもあります。

この表を極めて、香だけでそのワインの品種や産地、醸造方法やある程度の年号まで

当るようになればすごいですが、現実はそんなのは不可能でしょう。

ある程度まで憶測することは可能でしょうが。
品種当ての能力を鍛えるのによくした練習は、例えば、

同じ造り手のこれら3種類のワインを比較して試飲してみたりしました。
造り手の個性が同じなので、品種の違いがわかりやすく読み取れることが多々あります。

なかなか同じ造り手の品種違いワインというのも揃いにくいのですが、

例えばうちのお店ではこんなワインセットがありました。

このセットはただ、チリの温暖系というか、これらの3品種の陽の部分を強く出してるので、

その辺をふまえつつ飲み比べると参考になったりもしましたよ。