ワイン会での飲み比べ。
ポルトゥギーザー種とシュペートブルグンダー種。
どちらも主要なドイツの赤ワイン品種。
ポルトゥギーザー種はやや量産型、軽めでやや残糖を残すスタイルが多く、
シュペートブルグンダー種はいわゆるピノノワール種。
最近バーデン地方やファルツ地方を筆頭に品質向上が素晴らしい。
飲み比べるとやはりポルトゥギーザーは色も明るめでライトなタッチ。そしてほのかな甘みも。
なかなか仕入れるのも大変なくらい日本にはこの品種の辛口は入ってきてませんね。
【クランツ・ポルトゥギーザー2006 QbA】
http://item.rakuten.co.jp/wine-kinokuniya/kranzp/
そしてシュペートブルグンダー種はゴーミヨ誌で目下5年連続最優秀赤ワイン賞を獲得中の
フリードリッヒベッカー。
【フリードリッヒ・ベッカー・シュペートブルグンダー・トロッケン2007】
http://item.rakuten.co.jp/wine-kinokuniya/beckerspt/
きれいなルビーレッド。
赤いベリー系の芳しい香り。
しっかり目の酸味と程よいコク。
この造り手のキュヴェの中ではやや小ぶりな
チャーミングでエレガントな味わいです。
畑の一部がアルザスにあるというドイツとフランスの国境で造られる希少な存在です。
そして最後にデザート系の極甘口アウスレーゼを頂きました。
【ミュラー・カトワール・ジンメルディンガー・シュレッセル・アウスレーゼ2006 】
http://item.rakuten.co.jp/wine-kinokuniya/muellercatoirgsa/#muellercatoirgsa
非常に珍しいリースラーナー種から造られたアウスレーゼ。
この品種はアウスレーゼ以上の糖度を得たときにえもいわれぬ上品な甘口ワインに
成り得ます。
飲み込むとふわっと甘味のボリュームが口中に
広がり、なんとも言えない至福の時をかもし出してくれました。