当店主催のワイン会、今月のテーマは「南アフリカワイン」でした。
 
このワイン会も始めてからはや6年強。
 
最初は3人ぐらいしか人が集まらなかったのですが、今回で76回目ですがおかげさまで
 
たくさんの人が来てくださるようになりました。
 
そして今回は76回目にして初めて、司会進行を他人に任すことになりました。
 
というのも今回のテーマ「南アフリカワイン」にふさわしい、南アフリカに3年も住んでおり
 
今は南アフリカワイン専門のインポーターで働いておられる三宅氏にやってもらえる運びになり
 
76回目にしてはじめてお客さん席から観戦です。
 
 
 
 
南アフリカワインというのは分類で言うとニューワールドワインになると思うのですが
 
その中では歴史が意外と長く、350年の歴史があります。
 
世界で一番花・植物が多いと言われている世界遺産にもなっているケープ花植物圏で環境保全に
 
配慮しながらワイン生産が行われているという、農薬や酸化防止剤の使用も非常に少ないのが
 
特徴となかなか興味深げな特色。
 
土壌は世界で最も古く5億年をさかのぼると言われ、ダイヤモンドなど鉱物資源が豊かなのも
 
世界で一番花・植物が多いことに起因し、それらが何億年と言う歳月で炭化して鉱石になったんだそうです。
 
20世紀後半のアパルトヘイト政策で国際社会から出遅れた感はありますが、
 
1990年代前半の民主化後は評価も急上昇しているワイン産地です。
 
 
そんな南アフリカワイン
 
 
一本目は泡もの。
 
 
クローネ・ボレアリス2006ブリュット750酸化防止剤無添加¥2680
 
この蔵のオーナーの奥さんがシャンパーニュ・ワインに憧れつつも
酸化防止剤アレルギーのためにワインが飲めないという中、

オーナーで醸造家である夫が愛する奥さんのために完成させた酸化防止剤無添加の
スパークリング・ワインですと。
 
こんな素敵なだんなさん、日本には居てないよね。
 
ピノノワール50%、シャルドネ50%をシャンパーニュ方式で醸造。
 
淡い明るいゴールド、酵母臭やミネラルを感じる香。
上品でクリーミーな口当たり。
きりっとした酸味もありながら
持続性があり綺麗で柔らかな泡。味わいに深みもあり、これはブラインドで飲んだら確実に
シャンパーニュと間違えますね。
 
シャンパーニュ方式でヴィンテージ物。しかも酸化防止剤無添加でこの価格で出せるというのは
 
まさに掘り出し物でした。
 
さらに今回は参加者のひとりがツヴィーベル・クーヘン(ドイツ風たまねぎクーヘン)を焼いてきてくださったんです。
 
こういうアットホームな差し入れがあるのも主催者としては嬉しいかぎりです。(*^_^*)
 

このツヴィーベルクーヘンのたまねぎの甘みとマヨネーズの酸味、パン生地の甘みに爽やかで深みのある
 
このスパークリングワインがベストマッチ!
 
一本目からかなりテンションのあがるスタートです!!!