ワールドカップ開催したようですね。
 
これはやっぱり南アワインを飲みながら観戦だ!というわけでおいしそうなワインを物色中。
 
飲んでいくと思うのは南アフリカワインってやっぱりコストパフォーマンスの高いものが多いです。
 
全体的に日照量が存分にあって、
沿岸部ではやや冷涼な気候から爽やかなワインも出来、
中に入ると暑い気候から完熟感のある濃い赤ワインまでバリエーションも豊かなワインが生産されています。
 
酸化防止剤の使用が世界で一番少ないというのも嬉しいです。
 
そんな中見つけたお薦めワイナリー。
 
「南アフリカワイン業界の21世紀の新しい光」と称されている
 
女性弁護士ヒーシー女史によるブティックワイナリー「ドメーヌ・ブラハム」。
 
ロケーションはケープタウン郊外パール地区。
ブッシュヴァイン・スタイルの自然農法と少量生産による丁寧なワイン造り。
2003年、南ア初の「最優秀女性ワイン醸造家」に選出されるなど要注目です。
 
 
そんな彼女のワインを2本抜栓。
 
 
 
 
ブラハムBrahmsのソナトSonato・・・・・・・・バイオリンの絵柄・・・。
 
そうなんです、このワインは彼女がブラームスのソナタをイメージして造ったワインらしいです。
 
ソナト(4重奏)ということで使用している葡萄品種も4種類。
 
カベルネ種が渋みを、
メルロー種がふくよかさを、
シラー種がスパイシーさ、
そしてピノタージュ種がさらなる微量なエッセンスを
ワインの味わいに与えています。

4種の葡萄の素晴らしいハーモニーを感じます。

そしてピノタージュ。こちらは単一品種100%

 
ルージュがかったルビー、やや濃い目のガーネットを
思わせる色調。

煮詰めたプラムに赤身の肉、
スッキリしたGFやミントをも思わせる多様な香。

ジューシー&スパイシー。
凝縮された葡萄を感じさせるコクとスパイシーな
香辛料を思わせるような味わいが印象的、

さらにいうとハーブっぽさが微妙にひんやり感?も感じます。
余韻も長くコストパフォーマンスの高い逸品です。

 
「ブレンドしたワインにも単一品種のワインにもどちらもそれぞれの良さがある」

そんなことを感じさせてくれる飲み比べでした。