またしても偉大な自然派の醸造家が亡くなられました。
もうご存知の方も多いかと思われますが、
フランス ボジョレー地区 モルゴン村の
ワイン生産者でありますマルセル ラピエール氏が、
10月10日永眠されました。

一度癌を患われて、復帰したように思われたのですが

甲状腺に再発、10日帰らぬ人となってしまいました。

収穫を迎えたこの時期、体調が優れない中も最後まで
ブドウ畑に立とうと病魔と闘っていたと言います。

安酒のイメージのあるボージョレ地区において

ビオディナミ農法を駆使してボージョレワインの新たな可能性を引き出してくれた功績は
言うに及びません。
 
「美味しいワインをありがとう」
 
心よりご冥福をお祈りしたいと思います。
 
今年の彼のヌーヴォーは個人的にすごい思い入れのある一本になりそうです。
 
また彼の遺志は息子のマチューさんに引き継がれていくもの思います。
 
マルセル死すとも彼の遺志をもったワインは引き継がれる。
 
そんな思いで今後のマチュー・ラピエール氏のワインを追いかけて行きたいと思います。