ついに実現しました、サンコムの当主ルイさんとランチ。
言わずと知れた、あの「神の雫」で取り上げられ大ブレークした「「レ・ドゥー・アルビオン」の作り手です。

一度ミナミのBarで一緒に飲んだことはありましたが、今回はうちのお店の元スタッフ(料理の達人)のおうちでのランチ。

以前とは親近感が違いました。

以前はバリュオールさんと呼んでいたのですが、
お互いファーストネームで呼び合い、バカなこと話しながら、時に歌いだす超ゴキゲンのルイとのランチは「最高!!」でした。

その日はあいにく小雨交じりの寒い日。
前日京都に宿泊していたルイさんは大阪へJRで向かう途中、重いスーツケースを持ったまま、わざわざ我が町「吹田」に寄ってくれたのでした。

日本へ来るまでに、アメリカ、韓国に寄っていたということだったので、ランチは野菜中心のライトでヘルシーなものをお出しし、これも大好評でした。

な、なんと手土産に「レ・ドゥー・アルビオン99」を持ってきてくれました。
聞くと、「レ・ドゥー・アルビオン」は99年が最初のヴィンテージで、ルイ曰く「もっともお気に入りの年」のものだそうです。

早速抜栓。彼のホストチェック。温度的に少し上がっていたこともあり、もう少し待とうということに。(やはりこのワインは、抜栓後、時間が必要ですね。)

30分ほどして、ついにグラスに注がれました。
皮っぽい香に、暖炉に残った炭のような香、動物的、鉱物的な香に加え、黒っぽい果実を少し煮詰めたようなニュアンスに富んだ香。
味わいはローヌのシラーらしい果実酸の印象に加え、見事に調律された複雑味が絡み合う、飲むごとに深みを増すような、コンパクトにまとまったボディの中に様々なポテンシャルの詰まった見事な味わいでした。
あまりワインを車に例えたことはないのですが、(あまりくわしくないし)コンパクトで高性能な感じから、なんとなく日本車みたいだなあとか思いながら、いや例えるなら小型フランス車プジョーの高級ランク「エグゼクティブクラス」あたりのもの方が近いかなあなどと思ってしまいました。

食事の後はみんなで、地べたにパソコン置いて、サンコムのプロモーションビデオを鑑賞しました。

今度はうちのワイン会にも呼んでみたいなあなどと思ってしまいました。