早いもので、ボージョレヌーヴォー解禁まで3週間近くになってきました。

軽めのワインなので濃いワインが好きな方には、あまり興味のない人もいるでしょうが、
ブルゴーニュ地方のワインの出来を占う意味でも、気候はどうだったのか気になる
人も多いと思います。

今年のブルゴーニュは6、7月と記録的に暑く、葡萄の熟成も一気に進みましたが、
8月で一転、涼しくなったようです。

そして9月、またまた猛暑がぶり返し、雨もそんなに降らず、
理想的な状態で収穫できたところが多かったようです。

葡萄の粒がやや小ぶりで、猛暑だったが8月が少し涼しかったおかげで、
酸度は2003年ほど下がりきらず、でも糖度はしっかり上がったという
素晴らしい報告も耳に入ってきました。

雨で水ぶくれになることもなく、粒が小さ目と言うことは皮の比率が実に対して大きいと
とれるので、色調は濃い目のワインが想像できました。

人によれば、96年に似ているとか、99年に似ているなどと聞こえてきますが、
どちらも素晴らしい当たり年になったので、やっぱり2006年もおいしいボージョレヌーヴォーや
ブルゴーニュワインが飲めそうな気がします。

今年密かに、チェックしているのが、カーヴドベレール社の「ベルエアリシーム」という
ボージョレヌーヴォー。二年前に初めて日本に入ってきて、今年で3年目。
2年連続でかなりおいしかったです。
http://www2.bbweb-arena.com/wines/myweb1_042.htm

色々な情報が入ってきますが、おおむね、今年も期待できる年になりそうです。