GWということもあり、マイセラーのカビの付き具合などを確認しながらボトルの状態などをチェック
していると、

思い出のアイスワインの液面が少し下がってきていたので、そろそろ飲まなきゃということで
うちの子の初節句ということも兼ねて抜栓しました。

Mrienthaler Klosterberg Spaetburgunder Weissherbst Eiswein Trockenbeerenauslese1980

マリエンターラー・クロスターベルク・アイスヴァイン・トロッケンベーレンアウスレーゼ
という昔を思わせるアイスワインとTBAの2重の表記。

品種はシュペートブルグンダーのロゼのアイスワインです。

このワインは、僕が、ドイツでワインの勉強をしている時に、
お世話になったこの蔵のマネージャーさんから、
帰国のお祝いに頂いたすごく思い入れのある1本です。

飲むことなんて想像もしていなかったですが、やはりいつかは飲まなきゃ!です。

抜栓ではお約束のようにもろくなったコルクを途中で折りそうになりながら。

色は茶褐色。香りはカラメル香がメインにハチミツ、ラクリッツのような薬草系のニュアンスも
感じます。ブランデーのようなクラッとするようなアルコールっぽい揮発香も。

飲んでみると、まだ酸は健在です。きれいな酸です。リコルクできればまだまだもちそうです。
甘みもきれいな、濃厚な甘さ、熟成を感じる甘苦味みたいなものも少し感じます。
喉越しはトロリと高級ブランデーのよう。

ワインの熟成された28年の歳月を感じながら、また、僕の青春時代でもあった
ドイツでのワイン修行の頃をふと思い出させてくれるアイスワインでした。