先日のワイン展示会で飲んだワインの中でひときわインパクトが強かったワインです。
【カテドラル赤2005 ¥1180】
色合いは程よいルビー色。香は身のしまったような黒スグリ系。少しシガー(葉タバコ)っぽさも。
香は少し閉じ気味です。
味わいは、程よい凝縮感があり、タンニンも上質。コクも充分。
それらがバランスよくまとまっており◎です。
日本市場ではあまりポルトガル産の赤ワインは出回ってなかったり、
どうも複雑味はあるんだけど、渋みやコクのバランスが取れてなかったりというものが
多く、当たりはずれが激しいと思っていた中、
「当たり」発見です。美味しかったです!
このワインは、なんとブリュッセルとモスクワのコンクールでWで金賞を受賞した
つわものでした。値段がまた¥1180!と良心的。
熟成にはフランス・アリエ産のオーク新樽を100%使用、6ヶ月熟成。
樽の値段で言うとフランス産はアメリカ産オーク樽の3倍程度高かったように思います。
アメリカ産のオーク樽だとケバさ、樽の風味がでやすくて、
アメリカ人好みの味になってしまうのですが
フランス産のオークだと控えめながら上質な風合いがワインに与えられます。
樽の風味の好き嫌いはその人の好みによって色々ですが、
フレンチオーク新樽100%使ってて、この値段は安いですね、やっぱり。
ちなみにこのワインの主要葡萄品種のティンタ・ロリスとは、
スペインワインでなじみの深いテンプラニーリョ種のことらしいです。
【カテドラル赤2005 ¥1180】
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