12月のワイン会は
「コストパフォーマンスの高いワイン」特集というテーマで行ないました。

まず最初はスパークリングワイン。
チリ産。ビーニャ・バルディビエソのエクストラ・ブリュットです。

辛口の安いスパークリングワインを探すなら今までならスペインのカヴァが
真っ先に浮かんできたのですが、

今年はチリ産でもいいのが豊富にあったように思います。

このワインは神の雫のコラムの<続>今夜使えるワイン談義で
コストパフォーマンス度が10点満点だったので飲んでみたいなあと思っており

飲んでその美味しさを再認識です。

香は柑橘系の爽やかな香。
味わいで驚いたのが、泡にクリーミーさがあり、程よい深みが感じられたこと。

飲む前は価格的に考えて、フレッシュさの前面に出たシンプルなものかなあと
思っていたのですが、飲んでみますと爽やかさの中に、
この価格帯のスパークリングワインにしては異例な熟成感のようなまろやかさを
感じます。

さすが南アメリカで初めてスパークリングワインを造ったチリ屈指の泡の生産者。
瓶内二次発酵のシャンパーニュ方式でシャルドネとピノノワールのセパージュ。
十分本場シャンパーニュの代替をまかせそうな代物です。

飲み飽きしないおいしい味わいでした。

【ビーニャ・バルディビエソ・エクストラ・ブリュット ¥1380】
http://item.rakuten.co.jp/wine-kinokuniya/valdivieso/

さらに2本目はスペインの白辛。なんと¥660です。

【グラディウム・アイレン ¥660】
http://item.rakuten.co.jp/wine-kinokuniya/gladiuma/

リアルワインガイドで旨安ワイン大賞をとったグラディウムの白版です。
色合いは限りなく透明に近いストローイエロー。
ライムやシトラス、白い花を思わせるアロマ。果実味とほろ苦味が凝縮度の薄さを
カバーしてジューシーに調和しています。

タパスに合いそうな、この値段では味わえない満足度を持ったカジュアルな1本でした。