イタリアには著名なワイン評価雑誌が幾つかあります。

ガンベロロッソ、ドゥエミラヴィーニ、エスプレッソ、ヴェロネッリ、ルカマローニなど。

それぞれで最高評価のワインが上がるけども一体どのワインがイタリア最高と言えるのか?

そんな疑問に解消すべくジェントルマン誌がこの5誌の評価を独自に集計し、

真のNo1を決めるという企画がありました。

それによるとサッシカイア2005が9位、ガイヤのスペルス2004が12位、
オルネライア2005が29位と・・・・・・。
そんな中栄えある第一位に輝いたのが

マルケ州のオアジ・デリ・アンジェリが手掛けた「クルニ2006」でした。
http://item.rakuten.co.jp/wine-kinokuniya/kurni/

そんな希少な赤ワインを12月のワイン会で開けてしまいました。

色合いは黒味がかった濃赤色。

香は非常に複雑。煮詰めたチェリーに熱々のチョコレートソースをかけたような
煮詰めた果実香と木樽由来のバニラやカカオを思わせる香がとても強烈。

それもそのはず、このワインは新樽260%。

澱引きなどの際にさらに新しい樽に入れなおすという、

ドミニクローランもびっくりの新樽比率です。

味わいはまるで、アマローネを思わせるような甘苦いニュアンスが第一印象。

驚異的な凝縮度と、ただ濃いだけじゃない滑らかな舌触り。

もちろん今飲むにはまだ早いのはわかっているのですが、今でも充分美味しい。

このあと、一体どんな進化を遂げるんだろうと思わせるような濃いワインでした。

最近の流行の薄旨系のワインとは全く違う、一昔前の濃い飲みごたえのある

赤ワインでした。

値段も高いんですがラベルも地味ながらバラの花が描かれていたりで、

ひょっとするとプレゼントに人気が出てくるかも知れません。

【クルニ2006 ¥14160】
http://item.rakuten.co.jp/wine-kinokuniya/kurni/