うちのお店の担当の某インポーターAさんが

「すごいワイン入ってきましたよ」と
【ラウローナ1999 ¥1280】
http://item.rakuten.co.jp/wine-kinokuniya/laurona/

スペインワイン好きの方はご存知の方も多いと思います、

プリオラート・ワインを有名にした4人組という方たちがおられまして

その中のお一人ルネ・バルビエ氏がいっちょかんだワインで

「この値段はありえない!」

「ほどよい熟成感がある11年熟成。」

「他のインポーターは3000円ぐらいで売ってますねん」

「もうすぐ無くなっちゃうくらいの勢いで売れてます」
と非常に熱く営業されてたので、とりあえず試飲。

たしかに11年も熟成されていてアルコール度も14%もあってこの値段と言うのは興味が惹かれます。

「熟成によってどんな味わいになってるんだろう?」

エッジがオレンジ、ルージュがかった少しくすみのあるルビーレッドの色調。
高アルコール由来の粘性も強め。
熟成により黒糖やカラメルといった少し焦がしたような
ニュアンスのある香に皮っぽさも少し。

アタックはスムーズ、そこからスルリとした、熟成感のある、
アルコーリックなボディに続きます。

タンニンもきめ細かくこなれた印象。
ボトルの底のほうにいくにしたがって澱の旨みか
味わいに複雑さが増してきます。

たまにあるボトルの上部と下部で味わいが違うっていうタイプのやつです。

飲めば飲むほどに味わいの深みに引かれていくような
熟成タイプワイン好きにはたまらない美味しさです。

僕はやはり底のほうが好きでした。