今月はワイン関連の試験が多いこともあってこのテーマ。
 
2つの試験の対策のため、飲みたいワインが自然と多くなって
 
最終的には12本プラス1本プラス1本で14本にも(@_@;)
 
それでチーズやKaboくん手作りのフォカッチャなどもあって会費いつもと同じ3000円なので
きっと来られた方はラッキーかと・・・(うちのお店的にはキビしいですが)
 
epoissesさんも三宮からかけつけてくださってどうもありがとうございました。 
 
今回の白ワイン、ラインナップはこんな感じ
 
 
・JHゼルバッハ リースリング・クラシック(モーゼル)2009
・リンゲンフェルダー リヴァーナーQbA(ファルツ)2008
・ミルブルック バーキング・オウル・シャルドネ(豪)2009
 
・WGフランケン シュパーゲルワイン・シルヴァーナー・トロッケン(フランケン)2008
・モーゼルラント シュタイラーゲ・リースリング・トロッケン(モーゼル)2009
・シャーレス グラウブルグンダー・クラシック(ラインヘッセン)2008
 
 
今回は試験対策ということもあって一番目のリースリング・クラシック以外は全部アルミホイルで
ラベルを隠して3種類づつブラインドでティスティングです。
 
 
 
 
一番目のリースリングに対して2番目は濃いか薄いか、フルーティーかハーブのようかを
感じてもらえればと
 
醸造の仕方で変わるという前提で品種の色の特徴も説明しながら
最初の3種類では少し似たスタイルのリースリングとリヴァーナー(ミュラートゥルガウ)の違いを
感じてもらえるか?
はたまたニューワールドのシャルドネとのボディの厚みの違いも知ってもらいたい。
 
次の3本は昨年上級ケナーで出題されたフランケン地方のシルヴァーナー・シュパーゲルワインに
モーゼルのリースリング・シュタイラーゲ(シュタイルラーゲ)。
 
 
シュタイラーゲという意味は急斜面の畑で採れたという意味で、
この言葉の意味を問う問題が出るのではとも思ってセレクト。
 
香りでいうとシルヴァーナーからは青草やハーブを感じリースリングからはアンズや白桃を
感じ取ってもらいたい。
さらにそれら2種に比べて3本目のブルグンダー種はどんな感じか?を念頭に置いて。
 
 
続いて赤。
 
 
・ツェーントホーフ ポルトゥギーザー・トロッケン(フランケン)2007
・JLヴォルフ ドルンフェルダー・トロッケン(ファルツ)2009
・ザルウェイ シュペートブルグンダー・トロッケン(バーデン)2007
 
・パヌール カベルネソーヴィニヨン・レゼルヴァ(チリ)2009
・BIN555シラーズ(豪)2008
・シャプティエ・クローズ・エルミタージュ(仏ローヌ)2006
 
最初の三本はドイツワイン。ドルンフェルダーは色が濃いのが特徴。
ポルトゥギーザーとシュペートブルグンダーの判別はやや難しいのですが、
今回のワインでは意外とみなさんシュペートブルグンダーのエレガントさを把握されてました。
 
次の三本はエキスパート試験にも出題されたことのあるチリカベと豪シラーズ。
3本目は仏のシラー。
 
 
さらにほんとは3本目に使うはずだったアルゼンチンのマルベック
・テラザス・マルベック
 
アルゼンチンのマルベックは、会の前日に試飲チェックした時にエキスパートの試験対策には
ちょっとマニアックすぎると
急きょはずしたワインなんですが、抜栓はしてたのでついでに飲んでもらうことに。
 
ヒントでニューワールドというと国を当てられた方もいました。
 
リキュール、ハードリカー対策に
・バカルディー・ブラック(ラム・ダーク)
 
年々出題範囲も広がって、さらに醸造技術の多様化で産地や品種特定が難しくなっているとはいうものの
やはり試験に受かるためには正解しなければいけないブラインドティスティング。
 
色んなものを飲み覚えることで鍛えていくしかないんですよね。
 
かのマイケル・ブロードベント氏が「ブラインドティステングのこつは?」と質問されて
「人前ではしないことだよ」と答えたのは
まさに言い得て妙だと思います。
 
試験を受けられる皆さんあと少し頑張って下さいね