2014年のボジョレーは、 まず2012,20132年連続で続いた雹害などによる低収穫量の影響を抑える為にも、一般的なワイナリーは例年以上の収穫量を望みたいところです。低収量の影響は価格高騰などの形で現れます。
 
34月は乾燥した暖かい気候に恵まれ、47日頃から発芽が始まりました。やや早めの発芽は、解禁日が決まっているヌーヴォーにとっては、少しでも余裕をもって葡萄の生育が見守れることもあり、非常に良いスタートと言えるでしょう。過去では20052009と同じ発芽時期です。(どちらも大当たり年となりました)
 
6月の初めの2週は暑く、開花は61日頃から始まりました。そして628日。ブルゴーニュのコート・ド・ボーヌ地区を襲った雹害。このおかげでブルゴーニュのボーヌ地区の一部は3年連続低収量という異常事態に陥ってしまいそうです。
 
そして、幸運にもボージョレ地区は、ほとんどこの雹害には合わずにすみませた。
7、8月は穏やかな気候で、適度に雨も降りました。収穫直前の悪天候さえなければ、今年は非常にクラシカルでフルーティーな味わいの優良年になりそうです。
 
早ければ9月第1週から収穫が始まります。例年にならって天候の許すかぎり、収穫を遅らせている生産者の出来が高評価な傾向なので、そういう生産者を今年も追いかけていきたいと思ってます。
 
2014915