昨日のブラインドティスティング・ワイン会の続きです。
ラベルを隠して何のワインか検索!
4本目のワイン
色合いはルビーレッド。
香は赤い実のベリー香に木樽香も。樽は程よく香る程度で新樽ではなさそう、
もしくは新樽の比率少な目か。

味わいはアタックにまず心地よい酸味、ボディも凝縮感がほどよくあり、丁寧に造られた印象。
余韻の渋みもコンパクトにまとまっており、第一印象はブルゴーニュ地方のピノノワール種。

ならばどの村のものかと詮索していると、村(コミューン)ではなくクリュであるとのヒントが。

まさかプルミエクリュ?グランクリュ?

もしプルミエクリュやグランクリュなら木樽香がもっとあり、新樽比率が高く感じるはず・・・。
ブルゴーニュの銘醸の醸したクリュ・ボジョレーの逸品。品種はガメイ。
クリュボジョレーNO1の呼び声高い1本です。
ブラインドで飲むとピノノワールを彷彿とさせてくれました。
5本目の赤ワイン。
鮮やかな濃い目のルビーレッド。ノンフィルターをうかがわせるややにごりもあります。
香はきれいなベリーの中にミントやパプリカ。少しスパイシーなニュアンスも。

味わいは非常に凝縮感のある、やさしい、そして旨みたっぷりのボディ。

「自然派だ」

おそらくこのワインは、ビオ系の生産者では。

自然派といえばブルゴーニュかロワール地方がメッカ。

さらにこのワインは香にパプリカトーンもある。

普通にいけばこのワインはカベルネフラン種で造られたロワール産だ!

と、感じながらもロワールでこのクオリティーのワインを3000円で作るなんて無理だ。

ロワール産なら5000円はするはず。と勝手に詮索開始。
(今回のテーマは3000円前後のワインというくくり)

色合いと香から醸し発酵に低温浸漬法を使った作り手でないか?

となるとアンリジャイエの系譜か?

ずるずると???を続けながらたどり着いたのはヴォーヌロマネ。
答えは、
5、シノン・クロ・ド・トゥルベネイ・シャトー・ド・クーレーヌ2005。
第一印象どおりロワールのカベルネフランで自然派ワイン。

あとから詮索するあまりワインそのものを見失っておりました。
後から考えると、普通にヴォーヌロマネで3000円は有り得ない!
最後の6本目。

切れ掛かった集中力よもう一度!

色は明るめのルビーレッド、
香にハーブっぽさやピーマン香
少し冷やし気味でグラスに。
冷えていたこともありしまりのある、
薄めのアタック、酸味主体。ボディ、余韻まで一貫して味わいのメインは清らかな果実酸。
この時点で、イメージは国内産ワイン。
でもあわてず慎重に、中東当たりからインド、中国のワインもイメージしながら・・・・・。

・・・やっぱり国内産。

ただ品種が出てこない・・・・。

酔いも回ってきたところでヒントで3種類の葡萄が使われていると!

カベルネソーヴィニヨンは感じましたがあとは、ブラッククイーンを感じるけど。

でもブラッククイーンは最初の段階で「惜しい!」と言われ、つまり違うと。

答えは、
6、機山洋酒工業 キザンセレクション・メルロー・カベルネソーヴィニヨン2007
あの入手困難なキザンワインでした。

温度が上がるにつれてワインにボリューム感が表れ、こなれたボルドースタイルが感じられました。

以上の6種類のブラインドティスティング、

すごく勉強になりましたがすごく疲れました。

よく考えるとあーだこーだ言いながらボトル1本分位飲んだかな?

お酒のそんなに強くない僕は翌日きちんと二日酔いモードでした。