これは年末のことですが、
うちのお店のスタッフがうちの得意先のBarの忘年会にお呼ばれしたときのことです。
「Barの常連さんがこのワインを個人輸入されてみんなで飲むねん」と。
写メで見せてもらった画像には
ドイツNo1ワイナリー「ワイングート・ケラー・シルヴァーナーSトロッケン」が。
このワインは日本で見たこと無い!
「飲んでみたいなあ!」
でも仕事の都合で忘年会には行けそうもない。
どうしても飲みたかったので
「もし少しでも残っていたら持って帰ってきて<m(__)m>」
とスタッフに懇願し、手土産に同じくケラーのリースリングQbA2002を持たせました。
翌日、「Iさん(Barのマスター)に感謝してくださいよ」と。
なんとボトルに半分近く残ってるものを僕に下さったのでした。
何を隠そうこのケラーの当主クラウスペーターとはドイツ・ガイゼンハイム大学時代の
大の仲良し。最近音沙汰が無いんだけども、
彼の卒業後の目覚しい活躍にはこちらも刺激されっぱなしです。
そんな思いもありながら
「いただきまーす」
ワイングート・ケラー・シルヴァーナーSトロッケン
淡い光沢のある山吹色。
ハーブやミント香に漢方のような香も。
こんな凝縮感のあるシルヴァーナー種は飲んだことない!
この品種らしい穏やかな酸とニュートラルでドライな飲み口を感じながらも
尋常ならぬ密なニュアンスはケラーのなせる収量制限から来るものだろう。
余韻も長い。
客観的な試飲で言うところのこんなシルヴァーナー種は見たことない!
でも飲んだ人達の反応は、このシルヴァーナーよりも
僕の持たせたケラーのリースリングQbA2002の方が好評だったよう。
単純に美味しいと思えるケラーのリースリングQbA2002と
客観的に見て比類なき高品質のシルヴァーナー。
同じ生産者のワインと言えども主観的に美味しいワインと客観的に素晴らしいワインを
感じることが出来ました。
感じることが出来ました。