葡萄を種から育ててかれこれ10数年。

今年も剪定の時期がやってきました。

狭い鉢植えがそろそろ限界?っぽく感じながらも地植えできない環境に「葡萄さん、ごめんなさい」

去年は「棒仕立て」にチャレンジしましたが、

今年は「垣根仕立て」(ギョー・ドゥーヴル)です。

垣根仕立てで枝を一本残すのがギョー・サンプル、2本残しがギョー・ドゥーヴルです。

ドイツではドッペル・ボーゲンと言ってました。

今年は収穫うんぬんよりも、壁一面に葉っぱを広げたくて芽の数も多めに残してみました。

ただ日当たり最悪のお店の玄関先なのでちゃんと育つかどうかは?です。

何気ない剪定ですが、実はすでに来年の2011年の剪定のことも考えている枝(芽)があるんです。
どれだかわかります?

ここの赤丸のところにわざと芽を残し、そこから出た枝を来年の剪定で残すことを想定しております。

最近の研究では葡萄の樹は低く仕立てるほど良いといわれ、

今年の剪定の時点で来年の剪定でより低い位置の枝を残せるように、ちょっとした配慮をする

ワザであります。(ただ今回の芽の残し方は苦肉の策というか来年用の良い芽が見当たらなかった

中での最良の方法を考えました)

さらに針金の代わりに釣り糸と輪ゴムでキャノピーマネジメント?です。

苗ではなく種から育てた葡萄の寿命は10年そこらと言われていますので、

そろそろ寿命か?今年もちゃんと芽が出てくれるのか?とちょっと心配です。