結構飲んでいる方がおられたので僕も負けずにアップ!
 
 
先日フレデリック・コサール氏が来日され、大阪にも起こしになられたときの試飲会で
 
彼のアイテムを23種類も試飲する機会に恵まれました。そのとき飲みました。
 
ちなみにこのアイテムは2009年産の彼のボージョレ・ヌーヴォー・ヴィラージュ・ラパンを
 
3ヶ月熟成させてリリースさせたものです。
 
ヌーヴォーのラパンがウサギなのに対して、遅れてリリースのこのキュヴェはカメなのでした。
 
イソップ童話のうさぎとかめの話になぞらえてるんですねえ。
 
概観は輝きのあるエッジに赤紫をおびたルビーレッド。
 
香はやや閉じ気味。
華奢ながら赤系のベリーを感じます。
 
ヌーヴォーのラパンの方は、口当たりに微炭酸を感じたのですが、
 
このカメイのほうは、ガスが抜けて感じなくなっています。
コサール氏曰く、このガスの切れたタイミングで瓶詰めするのに神経をかなり使ったと。
 
そのおかげで口当たりから落ち着いた飲み口に仕上がっております。
酸味はまだ若々しさをもちながらも、ボディやタンニンは落ち着いたニュアンスをだしています。
旨み充分でしかもやさしい喉越しです。
味わいも若干閉じ気味の印象ながら全体的なバランスもよく、
さすが近年最高とよばれる2009年産だなあと思わせてくれました。
 
ラベルの話もいいネタになりますし、これから夏にかけて
パーティなどで、やや冷やし気味で美味しく楽しめそうなアイテムですね。
 
コサール氏の名言で
「本当に美味しいワインは魂が揺さぶられるような感動がある!それがVin Vivant(活きているワイン)だ!」
という言葉があるのですが、その言葉を踏まえた上で飲むと、なんとなく
彼の感じている波動のようなものを少し感じるような気がします。