ドイツワイン生産地域の中で最も南に位置するバーデン地方。
3番目に大きいワイン産地です。
ハイデルベルクからボーデン湖までライン河沿いに400kmにもおよぶ細長い産地です。
 
ドイツで唯一気候区分がBゾーンに位置する太陽に恵まれたドイツの中では温暖な産地です。
 
ドイツの中ではと言うのは、この生産地気候区分Bゾーンというのは他の国では
フランスのアルザスやサヴォア、ロワール地方などフランスで言うところの冷涼な地域と同様になるからです。
 
フランスのコート・ド・ニュイと同様の地層がうねって
地表面に現れたという特殊な恵まれた石灰質土壌のマルターディンゲン村をはじめ
 
シュペートブルグンダー(ピノノワール)の生産が全体の3分の1以上を占め、
近年の温暖化によって
フランス・ブルゴーニュのピノノワールに負けないほどのワイン産地になるのではという噂も聞こえる
今後楽しみなピノノワールの生産地です。
 
この地のお薦めワインはいわゆるブルグンダー品種。
ヴァイサーブルグンダー、グラウブルグンダー、シュペートブルグンダーから造られる
辛口ワインに要注目です。
 
<銘醸ワイナリー>
Drヘーガー
アンドレアス・ライブレ
ベルヒャー
 
 
<銘醸畑>
デュルバッハー・プラウエルライン
マルターディンガー・ビーネンベルク
イーリンガー・ヴィンクラーベルク