ドイツで4番目の栽培面積を誇るヴュルテンベルク地方。
 
それなのに日本ではあまりお目にかかれない。
その理由はこのヴュルテンベルクのあるシュヴァーベン地方が大酒飲みの地域として有名で
地元でほとんど消費されてしまうからだとか。
 
ドイツ人一人で約20リットルのワインを一年間に飲むそうですが
この地は倍の40リットルだとか。
日本もワインを飲む人が増えてきたと言いながらもまだ約1.5リットル弱とか言われていることを思うと
すごい量です。
 
<ヴュルテンベルクの名前の由来>
かつて、庶民出身の若者が王女と駆け落ちしてシュヴァーベンに小料理屋を開いた。
やがて評判になって彼らの店が「ヴィルト・アム・ベルク」(山裾の主)と呼ばれるようになった。
その名残が訛ってヴュルテンベルク州の名前になったと言われています。
 
最も栽培されている品種が赤のトロリンガー種。キレが良くて軽い酒質で、
混醸ロゼワインとしても有名なシラーヴァインの主原料にもなっている為、
多くの土地で栽培されています。
 
シラーヴァインのシラーはドイツの有名な詩人シラーが名前の由来です。
彼はヴュルテンベルク州のマールバッハで生まれました。
 
一度この地方の村祭りに参加したことがあったのですが、
大柄の男たちがスクリューキャップのリッター瓶のワインをラッパ飲みしていたのを思い出します。
 
気取らずに飲める産地のワインとしてもっと日本でも広まって欲しいです。
 
 
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