2009のゴーミヨ誌で最優秀ワイナリーに輝いたクニプサー醸造所。
 
このワインもシュペートレーゼ・クラスのトロッケン(辛口)。
 
先日飲んだシュテッフェンのシュペートレーゼ・トロッケンの3倍もの価格ですが、
 
これはこれで大満足な味わいでした。
 
 
 
 
輝きのある淡いゴールドの色調。
ライチやグレープフルーツ、ドライローズを思わせる
ゲヴュルツ種特有の華やかな香がでています。

スッキリとしたアタック、香とは裏腹にドライな味わい。

派手めなゲヴュルツ種のテイストにリースリング種のエレガントさが
加わって高次元でバランスよく調和。

ゲヴュルツトラミネールだけだと「華やかなワイン」だけで終わっちゃうんですが
そこにリースリング種をブレンドすることによって何ともいえないエレガントさが
加わってます。

程よい熟成感と爽やかな酸味が高バランス。
余韻は中。

ゲヴュルツトラミネール種は個性の強い品種ですので 
味の好き嫌いは好みの問題ですが、
ゲヴュルツトラミネールとリースリングの良さをどちらも引き出して辛口に仕立てた
この仕事ぶりは
「この人天才だ」と思ってしまいました。
 
2002年産でちょうど今が飲み頃っぽくなってきた時期に飲めたのもラッキーでした。