当店主催のワイン会。
 
今月も第3木曜日に開催でした。
 
第3木曜日といえば、そう!ボージョレヌーヴォー解禁日です。
 
今回は82回目にして、なんと初めてキャンセル待ちがでるほどの人気(自分で言うな!)で
 
運よく一名キャンセルがでながらも、18名満席で開催でした。
 
ありがたいことです。<m(__)m>
 
参加者の方からの差し入れの一品もあってさらに満足度アップ!
 
 
合計9本開けました。
 
 
 
ラインナップはこの8本プラスマコンヌーヴォー1本。
 
・・・・柑橘系のシャープな香り。フレッシュ&フルーティー、シャープなニュアンスが新酒らしい。
 
・・・・インポーターがモトックスなので、選んでみたペットボトル・ヌーヴォー。
   味わいのつくりはやや大雑把な感じもしましたがコクと酸のバランスは○。 
  
・・・・・味わいの表現的には一番ピュアな印象。薄めでスルスル系。
 
・・・・・ポテンシャルは大。今はまだ酸味がやや勝っているがコクも充分。
    昨年は淑女的なニュアンスもありましたが、今年はまだ活発な体育会系女学生?
    おしとやかになるには少し時間が・・・。
 
・・・・・昨年は開けたての時に炭酸ガスが抜けきらない感じで飲み頃まで時間を要しましたが
    今年は開けてすぐ美味しかった。ボトルの底に行くにしたがって濁りがまし、旨みもアップ!
 
・・・・・2010は総じて色合いが2009に比べるとやや明るめだったのですが
    このノンフィルターのルイジャドは概観も2009並に濃い目。凛とした酸味、程よく渋みも。
    こちらもポテンシャルは高いです。
 
【ルイジャド・ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー2009】
・・・・・昨年大好評だったヌーヴォーを1本、この日の為に保管してました。
    さすがにフレッシュさは消え、酸も穏やか。落ち着きのある味わいに。
 
【ジョルジュ・デュブッフ・ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー2005】
・・・・・もう逝ってるかなと思いつつ抜栓。色合いはエッジがオレンジがかってきてますが
    まだ全然普通に飲めました。ただ新酒なのでフレッシュさを楽しむという点では「・・・・・。」
    やはりヌーヴォーなんだからフレッシュさのあるうちに飲んでナンボかな。
 
・・・・・・最後に回して正解。微炭酸、甘み、澱の旨み。軽やかでほどよい甘みが飲みやすい。
 
この中ではさすが超当り年というか2009のルイジャド・ヌーヴォーが最も美味しいという声が多かったのですが
 
【フィリップ・パカレ・ボージョレ・ヌーヴォー2010】
【フレデリック・コサール・ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー・ラパン2010】
【ルイジャド・ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー・ノンフィルター2010】
3000円台最高のヌーヴォーはどれか?
というテーマでの飲み比べでは
 
2008年はルイジャドが一番人気。
2009年はフィリップパカレが最高。でした。
 
そして今年2010年は、
 
フレデリック・コサールのラパンが一番でした。
昨年のラパンはアタックに微炭酸が残り、それがかえって味わいにはマイナスに働いたのですが
今年は、昨年よりも収穫日も遅かったにもかかわらず炭酸ガスの残りがなく
旨みたっぷりでふくよか、解禁日に飲み頃を迎えているなんともこなれた味わいが
好印象で、19名の参加者の統計でも一番の人気となりました。
 
2005年という5年前の、超当り年のジョルジュ・デュ・ブッフのヴィラージュヌーヴォーも
試すことができました。
 
色合いはやはり他のものが紫がかったエッジをしているのに比べオレンジがかったトーン。
やや酸化熟成のニュアンスもありながらも落ち着いた味わいは料理との相性の良さを感じさせて
くれました。