先週の木曜日の当店主催のワイン会。
 
テーマは「自然派ワイン」でした。
 
ビオカレンダー(太陰暦を利用した農業カレンダー)によりますと
20日は満月後の「ワインが閉じた日」とあったので
 
特に月の運行をもとに栽培したビオ・ディナミのワインは影響が出るのではと、半信半疑ながらも、
 
なんでこんな日に、このテーマでワイン会をしてしまったのかと悔やみつつも
 
ビオディナミのこのワインを開けてみました。
 
 
 
 
かすかにオレンジみをおびた明るめのガーネット。
少しカラメルのようなニュアンスに梅紫蘇系の香。
 
すっとしたアタックから引き締まった酸味、すこしエグミをともなった渋みへと移行します。
果実味豊かというよりは程よく熟成感も出始めた揮発酸的なニュアンスもともなった味わいです。
余韻はやや長め、この長い余韻に2006年という年のポテンシャルのようなものを感じました。
 
カレンダーを意識したのかなんとも閉じたというか引き締まった印象が感じられます。(先入観?)
時間とともに後半に感じるエグミのようなニュアンスは薄れ、ほどよい複雑味のニュアンスに変わり
 
飲まれた方も「美味しい!」を連発してくれました。
 
 
続いてこちらのワインも
 
 
このワインはビオのワインとそうでないのを飲み比べてみたいという要望から
 
【シャトー・カンプラザン・シラー】(普通のワイン)
と飲み比べることに。
 
同じ南仏産で同じシラー種のワインです。
 
 
色はどちらも黒みがかった濃厚な色合いです。
 
シャソルネイからは芋焼酎の香が!
 
このワインは三度目くらいの試飲なんですが、いつも少し還元香っぽさを感じます。
でも寝かすにつれ、その香が心地よくなってきているような・・・
 
喉にしみこむようなスムーズさと南仏らしいの果実味いっぱいの凝縮感を併せ持ったビオディナミでこの
価格でこの味わいは大満足な感じでした。
 
続いて
【シャトー・カンプラザン・シラー20007】
 
実はこのワイン、ヴァンドペイTOP100で見事No1トロフィーに輝いた知る人ぞ知る銘ワイン。
 
濃い色調、ベリーやプラム、それに鉄っぽさも感じる香。
 
コクのある果実味、凝縮された味わい、渋みもしっかりとあり飲みごたえのある一本。
余韻も長めでした。
 
 
 
 
 
そしてこのパカレとシャソルネイの味を覚えておいて
 
来月17日のワイン会で
(この日は満月前のワインが開くといわれている「実」の日)
 
再度このワインを飲んでみて果たしてビオ・ディナミのワインは月の運行によって味が
開いたり閉じたりするのか?!
 
カジュアルな気分で楽しんで飲み比べてみたいと思ってます。