ビオディナミ栽培のワインは
 
新月から満月にかけての花の日、実の日(ビオカレンダーによる)に開いて、
 
より美味しく飲めるという都市伝説の真偽を検証するため
 
うちのお店のワイン会で同じビオディナミのワインを1月の満月後のワインの一番閉じた日と
 
2月17日の満月前夜の実の日に飲みました。
 
そもそもビオカレンダーとは?
 
月の満ち欠けを中心にした農業カレンダーで「花」「実」「根」「葉」などの日を制定して、その日に即した農作業を
行いましょうというようなもので、
 
注釈に花の日、実の日はワインが開いた状態になりワインがより美味しく飲めるといわれています。
とあります。
 
 
実験のワインはこちら
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
興味深かったのがフィリップパカレ。
 
もちろんおいしいのですが、開けたての時に少し植物の茎のようなエグミのようなものを感じたのですが
2月は抜栓時から非常にピュアな印象。
これぞシャンボール・ミュジニの真骨頂といった感じ。
これにはちょっと驚きでした。
 
自分なりの採点では1月に飲んだ時は88点。
2月は92点になっておりました。
 
やはり満月に近づく実の日にワインが開くというのは本当だった!
 
かどうかは、まだこれだけの実験では何とも言えませんが、
みんなで楽しく飲めたのでこれはこれでよかったです。
 
月の満ち欠けの影響よりも誰と飲むか、どんなグラスで飲むか、抜栓のタイミング、その日の体調
などの影響のほうが大きいとは思いましたし、
 
ワインには個体差といって全く同じ銘柄のワインでもボトルによって差のあるものもありますし、
 
コルクの状態も影響されますしね。
 
今回のワインは保存状態は全く同じものです。
 
もう一方のシャソルネイのほうは相変わらずのお芋さんの香が印象的。
 
そのあとに甘いベリーの香が香るのですがその香も1月よりも2月のほうがやや強かったような気もします。
 
味わいの差は1月、2月ともそんなにわからなかったです。
 
というか非常に凝縮度の高いワインだったので、微妙な味わいの違いみたいなのは取りにくかったです。
 
さらにいうとノンフィルターで澱も結構あるのでボトルの上部と下部では旨みの濃さも違いました。
 
その差もないがしろにはできませんでした。
 
いろいろとまとまりのない文章になってしまいましたが、
 
結論的には
 
『新月から満月に近づく日の中で、(できるだけ満月に近い日で)ビオカレンダーによる
 
実の日や花の日にビオワインを飲むのはいつもより美味しく楽しめる気がします!!!!』です。
 
ちなみに今日18日はまさに満月でしかも20時までが実の日です。
 
今日ビオワイン開けた人はラッキーかも?
 
今回の実験は15名ほどで最初に実験の趣旨を告知したうえで行ったのですが、
 
今度は被験者に知らせずに同様のことをやってみたいです。